すきとおる　ひと

■STORY■

やりたいこと、なりたいものがないと
「透明化」されてしまうとしたら？
これはそんな世界の物語

近未来。
砂漠化と戦争により生活可能な土地が半減し
人類は人口の過密化に悩まされる。
何とか人間を減らさなければ、頭を悩ませた当局は名案を思いつく。
それは
生きている意味を見失ったり
目的を持っていない人間は「透明人間にしてしまおう」というもの。
すきとおってしまった人々の
透明な哀しみと怒りは
どこへ向かうのか。

神戸の連続児童殺人事件の脅迫文にあった「透明な存在」とは？
多くの人々の心を不安と共感で満たしたこの言葉。
そう、私たちは「すきとおる」ことを恐れています。
なぜ？
あえて未来の物語として「人間の透明化」を考える問題作。

演奏はロシアの作曲家ラフマニノフの楽曲を中心に取り上げます。
ユーモアあふれる台詞の底に仄見える乾いた苦悩と
ラフマニノフの瑞々しいロマンティックな旋律が
どのような舞台を紡ぎあげるのか？
ご期待ください。

■CAST & STAFF■

■作・演出：ナカヤマカズコ
■作曲：セルゲイ・ラフマニノフ
■編曲：園田優　■編曲アシスタント：神力佑一郎
■出演者：
　岡島仁美　由田豪　伊藤美紀　小野瀬菜月　ナカヤマカズコ
　藤井としもり　にしむらちえこ　つつみその子　　菅野敬子
　竹内奈緒子（劇団銅鑼）　田坂和歳（ハグハグ共和国）
　小池友理香（劇団東演）
　　　　
■演奏：伊藤奈央子/神力佑一郎（ピアノ）生形憲市郎（コントラバス）小倉勇樹（ヴァイオリン）
　
　※ピアニストは日程によって変わります。