HOME >テアプラインナップ >P型柔道一門
■STORY■
P型柔道創始師範、十段廣中は孤高の柔道家であった。でも愛に飢えているところもあった。せめぎあう二つの心。solitude(孤立)かsolidarity(連帯)か。結局のところ、それは彼にコクってくれる人がいるかどうかに依るところがある。廣中はニセ廣中に幸いにもコクられ、廣中はニセ廣中を弟子とした。弟子はなし崩しに増えていった。人が集えば、そこに愛が生まれ、嫉妬が生まれる。一門の人間相関図はあたかも大学のサークルのようになった。楽しき哉P型柔道。魔王信長の遺したベルトにバチカンの陰謀が絡む。アクションはハード目に。お笑いは人情ベースのまろみを大切に。廣中は上手にサヨナラを言えない。去り行く人には、つい、裏切り者と罵ってしまう。「そういうときは、全部、またねって言えばいいんだよ」とは弟子のカワイコちゃんの弁なのだが、廣中はその弟子を問い詰めてしまう。「で、おまえはどっちにつくんだよ。俺か、バチカンか?」
■CAST & STAFF■
制作・ボス村松/作・村松昭雄/演出・村松俊夫 出演 ムラマツベス、ボス村松、バブルムラマツ、サラリーマン村松、沖田裕樹、オオウッチ、大内643、中川崇秀、後藤和、浅井智子、村松カントク、ムラマティ
公演データ