HOME >テアプラインナップ >四月の風、ただ舞い上がる
■STORY■
東京での最後の夜・・・脳裏に数々の思い出が浮かんでは消える。思い出されるのは楽しい記憶、あの日の温度、そしてあの人。沙希。彼女が再び僕の前に現れた・・・。 都会の片隅のおんぼろアパートで彼女とは出会った。演劇をやっているという彼女の身体はとても華奢に見え、反面性格は奔放。そのアンバランスこそが彼女を表現へと向かわせる源泉なのだろうと思った。 そんな彼女にどこか惹かれ、おんぼろアパートを舞台に鈍色の時間をしばし送る。ところがあの日、彼女は突然と姿を消した。何も言わず。様々な憶測と噂だけを残して。 プロパガンダステージ最新作は、都会の裏側にひっそり佇むアパートを舞台に繰り広げられる、VOL.19「青春時代+」に続く青春群像劇をファンタスティックにお送りいたします。 今また、心の中の錆び付いた時間が動き出します。 ABOUT US 1996年、日本大学芸術学部演劇学科に在学中だった砂川仁成を中心にユニットとして結成。翌年劇団として再結成される。以後、砂川作品を一貫して上演している。劇団としての特徴は、公演毎にその時々の作品の企画に必要な表現を求めて常に新しい表現方法を求めるため、若干作品カラーは違えども、リアリティーを重視しながら、[現代(いま)]に息づくテーマを表現しようという姿勢、またどんなシチュエーションにおいてもその中に潜む[浪漫]を抽出して、「人間の幸せとは何か」を問いかける。 2006年末までに24本の本公演作品を発表。横浜市戸塚区など行政とタイアップして市民劇を創作したり、キャスティングで旬な役者を起用したり、劇場も小劇場からホールまで企画に応じて多彩に選択。2007年より、東京都武蔵野市をホームタウンとする、日本フットボールリーグの古豪横河武蔵野FCのサポーティングも発表された。 「四月の風、ただ舞い上がる」では、ザムザ阿佐谷の特徴ある空間を生かし、劇団に馴染み深い俳優を起用して、「若者たちの青春、夢、成長」をテーマに、空気感を重視し演出する。
■CAST & STAFF■
作・演出 砂川仁成 出演 鎌田秀勝 黒木美早 内藤敦士 黒澤誠 ジュルフェ奥森 富田香菜 奥田慎二 小野靖恵 五十嵐順子 屋比久直樹 秋元勝吉 下宮悠 碓氷真士 峯村響 小林貴義 丸本モコ 朝日奈恵未
公演データ