HOME >テアプラインナップ >「アクジョニツイテ完全版」
■STORY■
美貌の女実業家、富小路公子が、ある日の昼下がり、自社ビルの最上階から、転落死した。自らの力で冨も名声も手に入れ、完璧だったはずの公子の人生は、その自らの死によって思いも寄らぬ、大騒動を引き起こしていく。生前の公子を知る、25人の証言者たちが、それぞれの在りし日の公子を語っていく。そこでは、まるで同一人物とは思えない、様々な公子像が登場していくのだった。原作は昭和を代表する作家、有吉佐和子女史。昭和の高度成長期を背景に描かれた超一流のサスペンスである本作品を、劇団レッド・フェイスが、独自のスーパー朗読劇というスタイルで、脚本・演出した。かつて、何回かストレート芝居での公演はされているが、朗読劇での公演は、初めてで、ストーリーの流と合って面白い。多くの人々から語られる、富小路公子の生き様には、ある種、天晴れと思ってしまう部分が多々ある。実話ではないかと思わせる、巧妙にして繊細なストーリーは、観た人の心をくすぐる仕掛けが一杯施されている。有吉作品の中でも、珠玉の一作ではないだろうか。 ■【みどころ】 ◎若い頃の君子と、伸し上がって行く公子の比較。 ◎14名の出演者が25名を演じ分けるそれぞれの証言者たちの、リアリティ。 ◎音楽と共に、ストーリーが同時進行し、スリリングでモダンな早い展開。 ■【こんな方にオススメします!】 ◎凄い女を、ご覧になりたい方。 ◎刺激を受けて、とにかく、若く奇麗になりたい方。 ◎人生のターニングポイントでやる気の起きない方。
■CAST & STAFF■
【原作】 有吉 佐和子 【脚本】 西村 利子 【演出】 咲輝 【出演者】 大竹一重、蓼沼千晶、高柳さち子、橋本紗那恵、成田明加、 琵琶弓子、大塚あい、奥田直樹、喜樂、中野マサアキ、 杉村晃司、古川九一、田中圭、小林高朗、咲輝
公演データ