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■STORY■
大正時代、首家の末裔ミツはある夜、山犬に襲われた。気がふれたミツは、月雄を産むとすぐに死に、父親は逃げ、首家には姑と月雄だけが残された。村では谷間のミツの家は、犬憑き筋だと噂され、月雄は近所の子らから相手のされない孤独な子供時代をすごした。 十年たって月雄が大人になったとき、一匹の犬が家に迷い込んできた。月雄は犬を“シロ”と名づけ可愛がったが、そのころから村で異変が起き始める。夜中に、鶏や山羊が噛み殺されるという事件が相次いだ。村ではシロの仕業だと決めつけ、殺すようにと迫ったが、月雄はシロを床下に隠して密かに育てた。 そんな月雄にもある日、谷をへだてた村から縁談が来た。相手は死んだミツによく似た美しい娘だった。十七になった月雄は、幸福に酔いながらも曰く言い難い不安を感じた。 結婚式の翌日、月雄は行方不明となり、花嫁は喉を切られて死んでいるのが発見された。花嫁を殺したのがシロなのか、それとも月雄だったのか 誰にも分からなかった─── ■【みどころ】 ◎闇と光を使った美しい舞台 ◎日本古来の身体造形 ◎利賀の自然と寺山ワールドのマリアージュ ■【こんな方にオススメします!】 ◎とにかく美しいものを見たい方 ◎日常からぶっ飛びたい方 ◎野外劇に興味のある方
■CAST & STAFF■
原作:寺山修司 演出:長野和文 照明:北澤真人(あかり組) 音響:遠藤憲 出演:井上美千代・いづみスミオ・渡辺健太郎・鬼頭理沙・青木五百厘・梅澤良太・深井邦彦・谷部光明
公演データ