HOME >テアプラインナップ >さるしげろっくSpecial企画公演Vol.2
■STORY■
天皇の正統性を示すといわれる三種の神器。それらを守る、鬼の一族と呼ばれるもう一つの闇の系譜を持つ天皇の末裔。 その末裔に生まれた男女の双子。その姉弟をそれぞれ主人公にした2幕劇。 ・第1幕「藤の花咲く村の名医」 争いの種を持つ三種の神器。その守人として人に忌み嫌われる怪しげな力を持つ鬼の一族を飛び出した弟キイチ。とある村で三種の神器の力を使い、診療所を開業する。 村人たちに溶け込み、理想の生活を送るキイチ。村の奇妙な習慣から「不治の病」と呼ばれる結核に感染した患者を治療することになる。 その病を治そうとしたのが間違いの始まりであった。 キイチは怪しげな妖術を使う「鬼」だと忌み嫌われ始めるが、東京から戻った学者の調査により、全てが1人の悪意により発生したことが分かる。煮えたたぎる鬼の心に身を任せるキイチだが、その先の更なる悪意による犠牲の数々が、姉キキの仕業であると知らされる。 姉が東京にいると知り、「鬼」を封印するため、走り出すキイチ。 ・第2幕「不如帰去(ホトトギス)〜時つぐ鳥〜」 一方弟キイチが投げ出した、三種の神器を守るため、「ヤガミ一座」として東京を転々としながら興行を続ける姉のキキ。 時の権力者、内務卿「大久保利通」の手によって鬼の一族は滅ぼされかけたのである。 キキを追う、「お上」という神の悪意。 キイチの不幸、キキの不幸も全ては三種の神器を狙うこの悪意から生まれたものだった。 自分が鬼であるということに誇りを持とうとするキキ。それをあざわらうかのように仕込まれた、裏切り、殺戮、そして三種の神器の略奪。 その悪意の根源から信じられない言葉を聞かされるキキ。 「すべては、もう一つの正統を騙る、弟キイチの仕業」だと。 自らの宿命と翻弄される運命に剣を交えざるをえない「2人の鬼」。最後に笑う者はいったい誰だ・・・ ■【みどころ】 ◎2幕芝居でありながら1幕ずつが一つの物語であり、また、2幕合わせて1つの大きな物語に発展します。 ◎毛色の違う2人の作家、演出家の特色が1本の芝居に集約されています。 ◎歌あり、ダンスあり、泣き・笑いありの大ボリュームです。 ■【こんな方にオススメします!】 ◎最近面白いことないなあ、と思ってる方。 ◎夏の暑さに負けそうな方。 ◎笑ったり泣いたり感動したりしたい方。
■CAST & STAFF■
脚本/出演:黒木崎六九&池田真木 演出/出演:猿山のぼる&池田真木 出演:朝日はるか、エリザベス高見 沢、代里衣子、松山コウ、Takeshi、松本タカシ、姫咲花梨、広橋尚、佐藤ユウイチロウ、いて゜あつし、大熊誠一郎、滝口剛、賢茂エイジ、宮澤真理 舞台監督/伊藤智史、照明/兼子慎平(LaSens)、音響/小宮聖子、舞台美術/加藤まゆこ、衣装/竹内陽子、小道具/桜井徹、ヘアメイク/竹澤綾子、楽曲提供/古沢卓、振付/RISAKO、舞台写真/飯野裕貴、宣伝美術/名和田耕平デザイン事務所、制作/たけいけいこ 協力:(株)bamboo (有)Marmoset
公演データ