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■STORY■
アーティストの麻美は6年前、海外の小さなアートコンクールでグランプリを獲った。 以来、実家を離れ小さなアトリエで作品を作り続けている。 しかし新作を発表しても、世間は麻美の作品を評価しなかった。 最近は唯一の友人、健太がアトリエに来るくらいだ。 今の麻美にあるのは過去の栄光だけ。 …ある日、麻美は自分の部屋の壁に黒く太い線を描く。 それは部屋を切り裂く、裂け目に見えた…。 裂け目の奥から、腕が伸びてくる…。麻美はその手を握った。 それは麻美本人も忘れていた、“友人”との再会であった…。 彼の名前は観男(ミオ)観男は麻美に語りかける。 「君は必要とされている」 そんな時、実家から麻美の妹である好美がやってくる。 自由奔放な麻美を嫌う好美。 麻美にとって、好美の存在は観男との交流の邪魔だった。 作品が一向に進まなくなる麻美。 コンクールの〆切は目前に迫っていた。 麻美の焦りは頂点に達する。 そして、麻美はゆるやかに“崩壊”していくのだった…。
■CAST & STAFF■
出演者 = 吉井怜/小山田サユリ/石野敦士/桑田尚樹/山田茂樹 スタッフ = 作・演出:坂牧良太(フランス・ドービルアジア国際映画祭ではDVコンペティション部門でグランプリを受賞)
公演データ